「梅雨になると髪が広がってボサボサになってしまう……」
このようなお悩みを持つ女性は多いでしょう。
梅雨だから仕方がない、と諦めモードの方もいると思いますが、髪が広がる理由をきちんと知れば、ボサボサ髪を防ぐことができます。
そこで今回は、梅雨になると髪が広がる理由と、それを防ぐ対策方法をご紹介いたします。
梅雨に髪が広がる1番の原因は、髪のダメージです。
ダメージを受けて傷んでいる髪は、キューティクルが剥がれている状態。
キューティクルとは髪の表面を覆っている部分で、外部の刺激から髪内部を守る役割があります。
キューティクルがあることで髪内部の水分やたんぱく質が保たれ、ツヤのある髪がキープされているのです。
しかし、紫外線やドライヤーの熱、摩擦、カラーリング、パーマなどのダメージが加わると、キューティクルが剥がれてしまいます。
キューティクルが剥がれると、その剥がれた部分から空気中の水分が浸入し、髪の内側に水分が蓄積されて膨張します。
1本1本の髪はそれぞれ異なる形に膨張してうねるため、髪全体が広がってしまうのです。
紫外線といえば肌に影響を与えるものと思われがちですが、実は髪のダメージの原因にもなります。
紫外線が髪に当たることでキューティクルが酸化し、剥がれやすくなってしまうのです。
紫外線は夏だけでなく、1年中降り注いでいます。特に春以降は急激に紫外線量が増えるため、髪の紫外線対策を徹底しましょう。
髪にも使える日焼け止めスプレーを使用したり、UVカット効果のある帽子をかぶったりして紫外線を防ぐことが大切です。
髪を乾かすときにドライヤーの熱を与えすぎると、キューティクルが剥がれやすくなってしまいます。
ドライヤーをかけるときには髪から10㎝以上離すことを心がけましょう。
また、ドライヤーの時間をなるべく短縮するためにも、タオルドライをしっかりと行い、髪の水分をしっかりと取っておくことも大切です。
このとき、ゴシゴシとこするのではなく、タオルで髪をはさみ、ポンポンと軽く叩くようにして水分を取るのがポイントです。
キューティクルを整えるためには、髪にやさしいシャンプーやトリートメントを使って、うるおいをキープすることも大切です。
洗浄力が強いシャンプーは頭皮に必要なうるおいまで落としてしまい、髪の乾燥を引き起こします。
これはキューティクルが剥がれやすくなる原因となるので、洗浄力がやさしいアミノ酸系のシャンプーを選ぶようにしましょう。
また、トリートメントでスペシャルケアをすることも必要です。
特に傷みやすい毛先を中心になじませ、2~3分放置してから洗い流すとまとまりのあるツヤやかな髪が叶います。
たとえメイクが上手くいっても、お気に入りの洋服に身を包んでも、髪が広がってしまうだけで気分はブルーになってしまいますよね。
“女性にとって髪は命”と言われるほど大切なもの。
髪が広がる理由をしっかりと理解したうえで日々のケアをおこない、梅雨の湿気に負けない美しい髪をキープしましょう!