小鼻などにできる黒ずみ。ぷつぷつとイチゴのようになるのが嫌で、ゴシゴシ強くこすったりしていませんか?
その方法では、黒ずみが取れたとしても、お肌が炎症を起こしたり、毛穴が開きっぱなしなったりして、余計にお肌の見栄えを悪くしてしまう可能性があります。
黒ずみをキレイに取るには、正しい洗顔をすることがポイントです。
ここでは、毛穴の黒ずみをスッキリ落とすための洗顔方法をご紹介します。
毛穴にできる黒ずみは、角栓と呼ばれるたんぱく質(角質)だと言われています。
本来、角質はターンオーバー(新陳代謝)によって自然と剥がれ落ちていくもの。
しかし、生活習慣や食生活の乱れ、寝不足、間違ったスキンケア、飲酒喫煙、ストレスなどによってターンオーバーが乱れると角質が肌表面に留まり、毛穴に詰まって角栓になってしまうのです。
角栓が黒く見えるのは、皮脂やホコリ、落とし残したメイクなどの汚れが付着し、酸化してしまうことが理由とされています。
冒頭で伝えた通り、毛穴に詰まった角栓を無理やり取ると、お肌が炎症を起こしたり、毛穴が開きっぱなしになったりなどのトラブルを引き起こしてしまいます。
そのようなトラブルを招くことなく、スッキリと黒ずみを落とすための洗顔方法をチェックしておきましょう。
・メイクをしっかり落とす
メイクは汚れではないと考え、それほど丁寧にメイク落としをしていない人がいるかもしれませんが、前項で紹介した通り、メイクの落とし残しが角栓に付着し、黒ずみの原因になることがあります。
洗顔料ではメイクを完全に落とすことはできませんので、洗顔前にクレンジングをしっかり行い、メイクを完全に落としきった状態にしましょう。
・毛穴を開く
毛穴が閉じた状態では、スッキリすべての角栓を落としきることができません。
洗顔前に蒸しタオルなどで使って毛穴を開くようしてください。
・洗顔料はしっかり泡立てる
液体の洗顔料を手のひらに出し、それを顔の上で引き延ばすようにして洗顔をしてはいないでしょうか。
その方法では黒ずみを落としきれないだけではなく、お肌を強くこすることになってしまいます。
摩擦は角質層を傷つける原因になるので、洗顔料は手のひらでしっかり泡立ててから使うようにしてください。その際はTゾーンから始めるといいでしょう。
・泡で包み込むように優しく洗う
黒ずみを落とそうとゴシゴシと強くこするように洗うのはNGです。
泡で顔を包み込むようなイメージで、優しく洗うようにしましょう。乾燥しやすい頬や口元、目元などは軽く泡をのせるだけでも効果があります。
・顔についた洗顔料をそのままにしている
洗顔後は、顔についている泡をすべてくまなく洗い流すようにしてください。
すすぎ残しが角栓に付着して、また新たな黒ずみを作ってしまう原因になりかねません。
すすぐ際には、体温よりもちょっと低いくらいのぬるま湯(32℃程度)を使うようにしましょう。
・長時間洗顔を行わない
洗顔料はお肌に少なからずお肌にストレスを与えるものです。
泡をのせている時間を1分以内に収めるなど、短時間で洗顔を終えるようにしましょう。
毛穴を開いた状態で行えば、短時間でも充分効果を得ることができます。
黒ずみを落とそうと思い、ゴシゴシこすったり、長時間顔を洗い続けたりする方もいるかもしれませんが、それはむしろ逆効果でNGです。
ここで紹介した洗い方のポイントを押さえ、黒ずみのないキレイなお肌を手に入れるようにしましょう。