コラム
湿気が頭皮トラブルの原因に!? 梅雨時期に見直したいスカルプケア
湿気が頭皮トラブルの原因に!? 梅雨時期に見直したいスカルプケア
梅雨シーズンは湿気が増えて頭皮トラブルが起こりやすくなる時期です。そもそもなぜ湿気が頭皮のトラブルを引き起こしてしまうのでしょうか? ここでは梅雨時に起こりやすい頭皮トラブルの原因や症状、頭皮トラブルを防ぐスカルプケアについてご紹介します。
湿気が頭皮トラブルを引き起こす?その原因とは
梅雨時に多いニオイやかゆみ、フケなどの頭皮トラブルには、湿気による汗や皮脂の過剰分泌が大きく関係しています。
体の中でも頭皮は皮脂の分泌が多い部位です。適切な湿度の中で過ごしているうちは皮脂の分泌が安定しており、バランスを保っています。しかし湿度が高くなると、皮脂の分泌が盛んになります。また、蒸し暑くなれば汗をかきやすくなり、頭皮は常に湿った状態となるでしょう。
もともと頭皮には無害な常在菌がいますが、汗や皮脂の量が増えていて頭皮が湿った環境では、雑菌や細菌が必要以上に繁殖しやすくなります。雑菌が多く繁殖すると、ニオイやかゆみを引き起こす原因になってしまうのです。
また、細菌の繁殖による刺激を受けて頭皮のターンオーバーが崩れた場合、古い角質や皮脂、ホコリなどが合わさってフケが発生することもあります。
こうした頭皮トラブルを防ぐには、適切な頭皮ケアを続けることが重要です。
湿気の多い時期はスカルプケアが大切!
湿気の多い時期は汗や皮脂による頭皮トラブルも起こりやすいため、適切なスカルプ(頭皮)ケアをする必要があります。健やかな頭皮のためにも、以下の対策を心掛けましょう。
頭皮の汗や皮脂をふき取る
頭皮は皮脂腺が多く、汗と混ざり合ったときにベタつきやすい部位です。ニオイやかゆみを防ぐには、頭皮に汗をかいたときに濡れたハンカチやタオルでふき取ることが大切です。こうすることで汗や皮脂をエサにしている雑菌の増殖を防ぐことができます。ふき取る際はこすらずに、やさしく押さえるようにするのがポイントです。
もし可能であればハンディ扇風機などを持ち歩いて、こまめに頭皮の湿気を逃がすのも効果的でしょう。
低刺激のアミノ酸系シャンプーを使う
蒸し暑いと汗や皮脂が気になって、洗浄力の強いシャンプーを使う方も多いですよね。しかし、洗浄力が強すぎるシャンプーは、頭皮の皮脂を奪いすぎてしまうことがあります。頭皮の皮脂が減って乾燥すると、肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌されて、ベタつきの原因になることも。
頭皮をいたわりながら洗い上げるには、低刺激のアミノ酸系シャンプーを使うのがおすすめです。特にオリーブ油やホホバ油などの天然オイル成分が配合されたものなら、余分な皮脂を溶かしながら乾燥予防もできます。
また、洗髪時は「予洗い」をするのもポイントです。シャンプー前にお湯で髪と頭皮をしっかり洗い流すことで、洗いすぎによる乾燥が防げます。毎日のシャンプー時に意識してみましょう。
洗髪後はすぐ乾かす
洗髪後はすぐに髪を乾かすことも大切です。頭皮が濡れたままの状態が長時間続くと、頭皮が蒸れてニオイやかゆみの原因になります。髪の傷みの原因にもなるので、必ず乾かしてから寝るようにしましょう。
髪を乾かすときは、仕上げに髪や頭皮にドライヤーの冷風を当てるのがポイントです。汗が引いて熱や湿気がこもりにくくなるうえ、髪のキューティクルを整えてくれる効果もあるため、スタイリングがしやすくなりますよ。
湿気の多い梅雨こそ、スカルプケアで爽やかな頭皮を目指そう
湿気の多い梅雨時は、頭皮の状態も不安定になりがち。ベタつきやかゆみを防ぐには、汗や皮脂を溜めないこと、頭皮ケアを意識することが大切です。
頭皮の健康は髪の美しさともつながっています。美しい髪のためには、頭皮のケアを意識して過ごすことが大切ですよ。