コラム
髪に付着する花粉に注意! 毎日のシャンプーを見直そう
髪に付着する花粉に注意! 毎日のシャンプーを見直そう
花粉症対策といえばマスクや目薬などが挙げられますが、意外と見落としがちなのが「髪のケア」です。髪についた花粉を丁寧に落とすことで、花粉症のつらい症状を軽減させることができます。
今回の記事では、洗髪やシャンプー選びのポイントといった「花粉症対策における髪のケア」について解説します。
花粉対策には「髪のケア」も大切!?
飛散の時期や量に関しては地域差もありますが、おおむね2月下旬から春の終わり頃にかけて、くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった花粉症に悩まされる方が多くなります。
花粉対策といえばマスクやアレルギー症状を抑える目薬の使用が一般的ですが、案外見落としがちなのが“髪に付着する花粉の対策”です。
髪の毛には静電気が溜まりやすく、花粉が付着しやすい性質があります。さらに、髪は目や鼻などにも近いので、花粉症の症状を引き起こしやすくなってしまうのです。
花粉症の辛い症状を防ぐためには、髪についた花粉をきちんと落とすことが大切だといえます。
花粉の時期に知っておきたいシャンプーのコツとは?
花粉の時期は頭皮も敏感になりやすいため、肌にやさしいシャンプーを選ぶことが重要です。さらに、髪についた花粉を落とすには、丁寧に洗髪をおこないましょう。
コンディショナーの特徴
コンディショナーはシャンプーのあと、髪のキューティクルを保護してくれる働きがあります。よく似ているものに「リンス」がありますが、リンスはあくまで髪の表面のみを保護するというもの。それに対しコンディショナーは、髪の表面を保護しながら内側にも作用してしっとり、サラサラな髪に仕上げてくれる効果があるのです。
シャンプー選びのポイント
花粉の時期には肌が敏感になるという方も少なくありません。それは顔や体だけではなく、頭皮も一緒です。
敏感になった頭皮には、アミノ酸系の肌にやさしいシャンプーがおすすめです。
アミノ酸系シャンプーは低刺激でピリつきを感じにくいのが特徴。肌のうるおいを守りながらも、頭皮の汚れをしっかりと落としてくれます。
加えて、シリコン・パラベン・ラウレス硫酸系の界面活性剤やアルコールなどが含まれていないことも大切なポイントです。これらの成分は敏感になった肌を刺激することもあるので、不使用のものがベターです。
さらに、保湿効果の高いヤギミルクやオリーブオイル、ホホバオイル等の成分が入っているものなら、髪のパサつきを抑えて静電気を起こりにくくしてくれます。
洗髪の方法
花粉症の悪化を防ぐには、外出から帰ったらなるべく早く洗髪することがポイントです。
洗髪前には、まずヘアブラシでおおまかに花粉を落としておきましょう。このとき使用するブラシは静電気のたまりにくい獣毛製(豚毛など)や、木製のブラシがおすすめです。
髪をとかし終わったら、シャンプー前にお湯でしっかり髪や頭皮を洗います。
お湯の量が不十分だと、泡立ち不足によって洗い残しが出やすくなるので、たっぷりのお湯で洗ってくださいね。
お湯洗いが終わったらシャンプーを付け、空気を含ませるようにしてしっかりと泡立てましょう。
頭皮を丁寧に洗ったら、髪の根元、毛先へと泡をなじませていきます。髪同士をこすらないようにやさしく洗い上げるのがポイントです。
全体が洗えたら、ヌルつきがなくなるまでお湯で丁寧に流して終わりです。
ワックスなどのスタイリング剤を使用した日は、特に念入りに洗髪するようにしましょう。
花粉対策には洗髪やシャンプー選びにこだわって
花粉の飛散量は「気温が高く湿度が低い日」「風の強い日」「雨が降った翌日」などに増加します。
髪の花粉対策では、外出の際に髪をまとめておく、帽子でガードするなどの方法が考えられますが、帰宅してから丁寧に髪を洗うことも大切です。
その際はなるべく肌に優しいシャンプーを選ぶとともに、丁寧に髪を洗うように心掛け、つらい時期を乗り切りましょう!