コラム
【入浴剤の種類】それぞれの目的や効果の違いって?
【入浴剤の種類】それぞれの目的や効果の違いって?
入浴剤には液体タイプやバスソルトなど、さまざまな種類の製品があります。
実は、入浴剤のタイプによって目的や効果が違うのをご存知でしょうか?
今回は入浴剤の種類や、それぞれの目的・効果についてご紹介します。
入浴剤の種類にはどのようなものがある?
入浴剤にはさまざまな種類がありますが、代表的なものは次の5タイプです。
ミルク系
白くとろりとしたお湯に変化するミルク系の入浴剤は、保湿成分が配合されているのが特徴です。
粉末タイプのほか、液体タイプのミルク系入浴剤も人気があります。
塩系
ミネラルを豊富に配合した塩系の入浴剤は、湯船に入れると温泉水のようなお湯に変わるため、自宅で温泉気分が味わえます。
ミネラル成分が温浴効果を高めてくれるので、血流促進効果が高いといわれています。
炭酸系
シュワシュワとした炭酸ガスが発生する炭酸系の入浴剤は、炭酸ガスが温浴効果を高めるので、短時間の入浴でも湯上りのポカポカとした温かさが続きます。
酵素系
酵素系の入浴剤は皮脂のタンパク汚れを分解する「酵素」肌が配合されている入浴剤です。
余分な角質を除去する、いわば「ピーリング効果」があるので、肌をなめらかにする効果が期待できます。
生薬系
生薬系の入浴剤には生薬が配合されており、生薬の成分によって効果が変わるのが特徴です。
さらに、ハーブの香りでリラックス効果が高いともいわれています。
入浴剤の種類別・目的や効果を知ろう
入浴剤は目的に応じて選ぶことでより良い効果を得ることができます。
それぞれのおすすめの使い方や効果を知っておきましょう。
ミルク系
ミルク系入浴剤には保湿成分が配合されています。
そのため秋冬の乾燥が気になる時期や、乾燥肌の人におすすめです。
肌のすみずみまで保湿成分が行き渡り、しっとり保ってくれます。
塩系
ミネラルを豊富に含む塩系の入浴剤は温浴・発汗効果が高いため、冷えを改善したい人や、汗をかいてデトックスしたいという人におすすめです。
また、血行促進によって肩こりや腰痛・疲労の回復にも効果を発揮しますよ。
炭酸系
炭酸系入浴剤は炭酸ガスが血管を拡張するため、冷え対策や肩こり、疲労の回復などに効果があります。
また、入浴する時間があまりないときでも、炭酸ガスが素早く体の芯を温めてくれますので、忙しい人にもおすすめです。
酵素系
酵素系の入浴剤は、美しい肌を目指している人や肌のざらつきやくすみが気になるときにおすすめです。
酵素系の入浴剤を入れたお湯に10分~15分ほど浸かれば、余分な角質や汚れなどを分解して、お肌をつるつるに仕上げてくれます。
生薬系
生薬系の入浴剤は、生薬の持つさまざまな効果を感じられます。
例えば「ユーカリ」が配合された入浴剤は、
のどや鼻の調子を整えてくれるため、咳がひどいときにぴったりです。
その他には「地黄」や「ショウガ」、ストレスを和らげる「ラベンダー」などが人気です。
入浴剤は、目的や肌の状態に合わせて選ぼう!
秋が深まってくるこれからの季節は、気温と湿度が下がるため、体の冷えや肌の乾燥が気になるという人も多いでしょう。
そんなときはクリームタイプのミルク入浴剤がおすすめです。お湯にサッと溶け、保湿しながら体全体を温めることができますよ。
色々なタイプの入浴剤を用意しておくと、選ぶ楽しみも生まれます。
目的や体の症状、肌の状態などに合わせて入浴剤をチョイスしてみましょう。