さまざまな色や香りの入浴剤は、楽しいバスタイムに欠かせないアイテムの1つです。実は入浴剤を使うと気分が上がるだけではなく、肌や体に嬉しいメリットも期待できます。
今回は、入浴剤を入れることで得られるさまざまなメリットや、乾燥肌の人に向いている入浴剤についてご紹介します。
湯船に浸かる際、入浴剤を入れるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
具体的なメリットとして、次の4つが挙げられます。
入浴剤の種類によっては、お湯に入れることで炭酸ガスが発生するものがあります。炭酸ガスの発泡効果によって表皮の血行が良くなり、肩こりや腰痛などの緩和に役立つのです。また、炭酸ガスが発生しないタイプの入浴剤でもお湯にとろみがつくことで冷えにくくなり、温浴効果がアップします。
入浴剤によって血行が促進されると老廃物の排出がスムーズになるため、デトックス効果が期待できます。筋肉中の疲労物質である乳酸などの老廃物が排出されることで、疲労回復が促されるのです。そのほか、むくみや冷えの解消などにも期待できますよ。 さらに発汗作用によって全身の毛穴が開き、肌の老廃物が排出されやすくなるという効果も。
綺麗な色のお湯や良い香りに包まれると、心身がリラックスしますよね。特に自分好みの香りの入浴剤であれば、リラックス効果は高くなるでしょう。緊張や不安でいっぱいのときや、ストレスが溜まっているときに利用すれば、ぐっすり眠れて睡眠の質も良くなりますよ。
入浴剤を入れてゆっくりと湯船に浸かると、体が温まって毛穴が開きます。すると入浴剤の保湿成分を吸収しやすくなるため、湯上りの肌をしっとりモチモチにしてくれます。
肌の保湿を目的として入浴剤を利用する場合は、ゴートミルクなどの「天然保湿成分」が入っているものがおすすめです。ゴートミルクは保湿成分(脂肪球)がとても小さく、肌の角質層に浸透しやすいため、保湿効果がとても高いといわれています。さらにビタミン群やプロテインといった肌に嬉しい成分も豊富ですよ。
その他には、肌の水分の蒸発を防ぐシアバターや、人間の皮脂に成分が似ている“万能オイル”のホホバオイルなどが入っているとなお良いですね。特に乾燥しやすい季節には、これらの成分が含まれたミルクタイプの入浴剤がベストです。
冬は肌の乾燥が気になるという人も多いものです。「全身の乾燥がひどい」「手軽に保湿ケアがしたい」という方は、保湿成分を配合していて肌触りがやさしいミルクタイプを試してみてください。体を温めながらしっとりツルツルの肌が手に入れられるので、毎日のバスタイムが楽しみになること間違いなしですよ。