夏はさっぱりしたいからぬるめのシャワーを浴びる、反対に冬は寒いから少し熱めの温度が良い、という方が多いのではないでしょうか。入浴時のお湯の温度にこだわりがある人は少なくありませんが、お肌のためにお湯の温度に気を使っているという方はどのくらいいるでしょう。
今回は、お湯の温度が変わることで体にはどのような影響が与えられるのか、その違いをご紹介いたします。
夏の暑い日には、体温と同じくらいかそれよりも低めの温度設定にしている、という方も多いでしょう。人肌程度の温かさは、体にとってとても良い温度だと言われています。皮脂を洗い流しすぎない温度なので、乾燥肌対策にも効果的です。
熱いお湯で必要な皮脂まで洗い流してしまうことで一気に乾燥が進み、かゆみや炎症の原因になってしまうことも珍しくありません。しかし、皮脂を洗い流しすぎないという点で肌にやさしい温度ではありますが、洗髪などには少し温度が低すぎます。低い温度では頭皮の汚れを落としきれずに、べたつきが残ってしまうことがあるのです。
冬場は40度から42度ほどのお湯が気持ちいい、と感じる人も少なくありません。確かにこのくらいの温度のお湯だと、すぐに体が温まるので気持ち良さも感じます。しかし温まっているのは体の表面だけで、体の内側までは温まりきっていません。洗髪には熱めのお湯が効果的だと40度前後のお湯が推奨される場合もあるようです。
汚れを一気に落として毛穴をすっきりさせるという効果があるようですが、頭皮の乾燥を招き過剰な皮脂の分泌につながってしまう恐れの方が多くなるため注意が必要です。
いかがでしたか?お風呂やシャワーの温度の違いで、身体にどのような変化があるのかをご紹介いたしました。熱すぎるお湯で必要な皮脂まで洗い流してしまうと肌のバリア機能が衰え、かゆみや炎症などのトラブルを起こしやすい肌質になってしまうこともあります。熱すぎず、冷たすぎないちょうどよい温度で体をいたわってあげてくださいね。