今年も夏がすぐそこまで来ています。薄着の季節に向け、「美しい肌でいたい」という人は多いのではないでしょうか? 肌に磨きをかけるなら、ボディケアを徹底してみましょう。そのためには、基礎となる「体の洗い方」から見直すことが大切です。
ここでは、肌をいたわる基本の洗い方についてご紹介します。
首の後ろ、胸、背中、ワキ、足などは汗や皮脂の分泌量が多く、汚れが溜まりがちな部分。洗い残して汚れが落とし切れていないと、ニオイやニキビなどが発生することも多くなってしまいます。
かといって洗いすぎると、肌を守るのに必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥や過剰な皮脂分泌などのトラブルが起こりやすくなります。
つまり、肌を美しく健やかに保つためには正しく体を洗うことが大切です。夏を迎える前に、正しい体の洗い方についてチェックしてみましょう。
体を洗う道具にはボディタオルやスポンジ、ネット、ボディブラシなどさまざまなものがあります。また、ボディタオルの中にもナイロンなどの化学繊維や綿、麻、シルクなどの天然繊維といった種類があり、どれを使えばいいか迷う方もいるのではないでしょうか。
一般的には「しっかり洗い上げたい」という人なら化学繊維系や麻を、やさしく洗いたい人は綿やシルクなどが適しています。ただし、どのタオルもゴシゴシと洗い上げるのはNG。摩擦で肌の表面を傷めてしまったり、黒ずみが発生したりしてしまいます。
特に肌が敏感な人は、肌にやさしいタイプのボディタオルを使うか、ボディソープを泡立ててから手だけで洗う方法をおすすめします。
正しい洗い方をすると、肌を傷めにくいうえ体の余分な汗や皮脂などの汚れをきれいに取り除くことができます。ボディケアの基礎となる体の洗い方をマスターしましょう。
<手順>
1. 体をぬるま湯(38~40℃)でかけ湯して、汚れを軽く落とす
2. 濡らしたボディタオルやボディネットなどにボディソープを適量乗せ、十分に泡立てる
3. 泡立てたボディタオルまたは手で、体の外側(手首や足首)から心臓に向かい、泡をやさしく滑らせるように洗う
4. 足指の間や足の裏もていねいに洗う
5. ぬるま湯でしっかりと洗い流す
6. タオルでやさしく水気を取り、保湿をする
体を洗ったあとの保湿までがボディケアです。入浴後の保湿は10分以内におこないましょう。肌は入浴から時間が空けば空くほど乾燥してしまいます。できれば、肌の水気を取ったあとすぐにボディローションやボディクリームなどで保湿をおこなうのが理想です。
美しい肌を目指すのならば、体を洗うときのボディソープ選びも重要です。肌が敏感な人や乾燥しがちな人は、肌に優しい弱酸性のボディソープを使用するのがよいでしょう。さらに保湿成分がたっぷり入ったボディソープなら、余計な角質や汚れをやさしくオフしながらも肌のうるおいをキープしてくれます。 また、より肌に磨きをかけたい方は、肌の調子を整えてくれる成分が入ったボディソープがおすすめです。 例えばパパイヤエキスや甘草が入ったものなら、肌荒れを防いでスベスベな肌に整えてくれます。肌を引き締めて健やかに保ちたい方は、ローズヒップ入りのボディソープがよいでしょう。
やわらかで美しい肌を作るには、毎日のボディケアが大切です。肌のざらつきやくすみが気になる方は、体の洗い方を見直してみてはいかがでしょうか? 正しいボディケアを続ければ、きっと自信の持てる肌を手に入れられますよ。