空気が乾燥している冬は、顔だけではなく全身の肌も乾燥しがち。カサカサ肌を防ぐには、ボディの保湿ケアをしっかりとおこなうことが大切です。
今回の記事では、冬のカサカサ肌を防ぐ「保湿&ボディケア方法」をご紹介します。
空気が乾燥している冬の時期は「顔を入念に保湿している」という方も多いでしょう。しかし、乾燥するのは顔だけではありません。顔と体の肌は、部分によって厚みこそ違うものの、同じ皮膚組織でできています。
そのため空気が乾燥していると、首から胸、お腹、腕や脚といった体のさまざまな部分の肌もカサつきやすくなるのです。
さらに、寒いからといってお風呂やシャワーのお湯を熱めにしたり、体を洗浄力の強い洗浄料で洗ったりすると、肌に必要な皮脂までが洗い流されてしまいます。すると肌の内側の水分が蒸発しやすくなり、乾燥がひどくなるのです。
乾燥が深刻化すると肌が粉を吹いたり、乾燥性の湿疹ができてしまったりといったトラブルに発展することもあります。このような事態を防ぐには、適切なボディケアをしてしっかりと保湿をすることがとても大切です。
乾燥した肌は肌のなめらかさや弾力が損なわれてしまうため、年齢が老けて見えがちに……。カサカサ肌になる前に以下のようなボディケアをおこない、保湿を心掛けましょう。
湯船に浸かってゆっくりと温まると、全身の血行を促進し、新陳代謝を活発にする効果があります。このときミルク系の保湿入浴剤を入れると、全身をしっとりと保湿することができますよ。
ミルク系入浴剤を選ぶなら、保湿力の高いホホバオイルやシアバターなどが入っているものがおすすめです。お風呂上りの手触りがしっとりスベスベになり、乾燥してごわついた肌を柔らかくみずみずしい肌に導いてくれます。
ボディソープや石鹸にはさまざまなものがありますが、保湿効果を高めるなら「保湿成分入りのボディソープ」を選ぶのがベスト。特に「ヤギミルク」の配合されたボディソープは、乾燥肌の人におすすめです。
ヤギミルクは、肌の汚れや老廃物をやさしく落としながらしっとりと肌を保湿してくれます。美しい肌に欠かせないビタミン類が豊富に含まれているので、体を洗いながら保湿ケアも同時にできるのです。
人の肌は、お風呂から出てすぐに保湿をしないと、どんどん水分が蒸発していき、乾燥してしまいます。保湿ケアはお風呂を出て5分以内に始めるようにしましょう。
保湿剤を塗るときは、皮膚に余計な負担をかけないよう、やさしく馴染ませるのがコツ。ゴシゴシこすったり強く叩いたりすると、肌に大きなダメージとなります。肌へダメージが蓄積されることでバリア機能が壊れてしまい、深刻な乾燥肌になる可能性もありますので注意しましょう。
冬は肌を見せることが減る季節なので、どうしてもボディケアに手を抜きがち。しかし、冬こそ肌のケアをしないとどんどんとカサつきが強くなり、ダメージが蓄積していきます。冬もうるおい素肌でいられるように、普段からボディの保湿ケアをていねいにおこないましょう。
また、保湿をする際はボディジェルやボディミルクなどの保湿剤を肌の乾燥度合いに応じて使い分けるのもおすすめですよ。