コンディショナーとヘアマスクは似ているように思われがちですが、この2つにはそれぞれ異なる特徴があります。また、正しい使い方をしないと本来の効果を発揮できないことがあるので、髪を洗うときにどのタイミングで使えばいいのかについても知っておきましょう。
ここではコンディショナーとヘアマスクの特徴・効果についてご紹介するほか、それぞれのアイテムの上手な使い方についてもご紹介します。
コンディショナーとヘアマスクには、以下のような特徴があります。
コンディショナーはシャンプーのあと、髪のキューティクルを保護してくれる働きがあります。よく似ているものに「リンス」がありますが、リンスはあくまで髪の表面のみを保護するというもの。それに対しコンディショナーは、髪の表面を保護しながら内側にも作用してしっとり、サラサラな髪に仕上げてくれる効果があるのです。
ヘアマスクは、ダメージを受けた髪を修復してくれるヘアケア製品です。髪の内側に浸透する作用があり、さまざまなケア成分がしっかりと入っていくので、パサつきや広がりが気になる場合でもしっとり、まとまりよく仕上がります。空気の乾燥が気になる秋冬や、ヘアカラーや紫外線による日焼けなどのダメージが気になるときに使用するのがおすすめです。
コンディショナーとヘアマスクは似ていますが、髪への作用や目的がそれぞれ異なります。
コンディショナーは髪の「表面」を保護する効果が高いですが、髪の「内部」をケアする効果は、ヘアマスクに比べるとどうしても少なくなります。いっぽう、ヘアマスクは髪の「内部」をケアする効果が高い反面、表面を保護する効果はそこまで高くないのです。
よりヘアケア効果を高めるには、コンディショナーとヘアマスクを併用することをおすすめします。
このとき重要なのが、使用する順番です。シャンプーをすすいだあとに軽く水を切り、ヘアマスクを毛先になじませて10分ほど置いて流します。そのあとにコンディショナーを使って髪の表面を保護しましょう。
ヘアマスクで髪の内側からケアをしたあとにコンディショナーをすることで、髪の内部の水分や栄養分が流れ出てしまうのを防ぎ、ヘアケア効果が高くなりますよ。
コンディショナーとヘアマスクは、うまく組み合わせることでお互いの効果を高めることができます。また、正しい順番で使用するのはもちろん、「髪の中間から毛先につける」「しっかりとすすぐ」といったことも心掛けてくださいね。正しい使い方でケアをして、健康的な美しい髪を手に入れましょう!